混雑が嫌いだ。 人混みだったり、長い渋滞だったりする。

すぐ近くなのに、混んでいるせいでなかなか進まない。 混んでいるせいで、見えない。

一人あたりの体験時間が短くなって、体験そのものが薄くなる感じがする。 都会では、駐車場を探すだけでも一苦労だ。 混雑していなければ、水族館でもゆっくり見られるし、館内の形や流れもなんとなく把握できる。 でも混雑していると、「体験を楽しんだ」というよりも、「その空間に行って、人ごみを体験した」という記憶のほうが強く残る。

何かの本でも読んだ。 経験から何を学び、それをその先の人生の糧にしていくかが大切だ、というような話。

だから、田舎や郊外がいいのかもしれない。 自分のペースで歩けるし、車で好きなところに行ける。 お店には駐車場があって、満車ということもめったにない。 野生動物が多く生息している、という別の大変さはあるけど。

行列がないほうが嬉しいのも確かだけど、これは単純に体験に対する待ち時間の問題だから、そこまで苦ではない。 まあ、並ばずに済むなら、それに越したことはないけど。

……と、ここまで書いて思った。 ただただ、わがままなだけなんだろうか。 自分の思い通りに進まないことに、イライラしているだけ? でも、大きな乗り換え駅にはよく行くし、別に怒っているわけではない。 ただ、「辛いなぁ」とは思っている。 その根底ってなんだろうか。

混雑を苦に思わない人だって、当然いる。 どういう考え方、生き方をしているんだろう。 ちょっと気になる。

心の余裕は、できれば持っておきたい。 ゆったりした気持ちで過ごして、体験そのものに集中したい。

AIに聞いてみた。 そう考える背景には、

  • 人生は、経験を咀嚼して自分のものにしていくプロセスであってほしい

  • 体験は「消費」されるものではなく、「関係を結ぶもの」

と考えていそう、とのことだった。

割と、しっくり来たかもしれない。 自分(自分たち)のペースで体験したい。 学びたいと思ったことでも、混雑によってそれが断ち切られてしまうことに、違和感を感じているのかもしれない。

東京をはじめ、混雑の中で過ごしていく機会が多いこと自体は変わらない。 だからこそ、引き続き、いいバランスを考えていきたい。